ブログをしているみなさん、ampを導入するとアクセス数が激減するのを知っていますか? 僕は身をもって知りました。
そこで今回は、そのときの体験と回復方法についてお話します。
ampの結論は最後
今回、googleアナリティクスのアクセス数がいきなり激減しました。独自調査をした結果、ampが原因ということがわかりました。
けっこう、この問題悩んだので、今回は事の起こりから回復までをあえて時系列でお話します。
僕と同様に、ampで痛い目にあった人の参考になればと思います
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いきなりアクセス数が激減
ブログ運営をしていて、記事を数日に1回、新規更新したり、google関係のことをちょこちょこカスタマイズしたり、
wordpressをカスタマイズしたり、いたって日常のことを普通にしていました。
そうしたら、あるときを境にして、アクセス数が急激に低下しました。
今回の対象サイト
今回の対象サイトは雑記ブログでした。簡単な詳細を以下に上げておきます。
対象の運営サイト : 雑記ブログ
記事全件数 : 約300記事
1日の平均アクセス数 : 約300アクセス/日
今回の対象サイトは、1日、約300アクセスくらいありました。それがいきなり半分から、3分の1まで、アクセス数が激減しました。
■激減のイメージ図
何かしてしまったことは確か
アクセス数の減り方がおかしい。いきなり激減した。こういうときは、ペナルティー的なことをしたのは確か。
自然的なアクセス数の減少では、このような変化はおかしい。変なことをした覚えはないけど、原因を突き止めなければと思いました。
原因がわからない
ここ1ヶ月、ちょこまかとカスタマイズをしている。正直、どれが原因だか、わからず困りました。
【主なカスタマイズ】
・SSL化対応 (http→https)
・サイトマップの設置
など
これらは、激減したタイミングとあっていない。ちょっと違うような気がしました。
■2018年9月の1ヶ月のアクセスグラフ
もしかしたらアクセス数激減はampが原因?
ここ1ヶ月でしたことを、また思い出してみました。
そういえば、サーチコンソールを見ていて、「404の増加」というメッセージをみて、amp対応したなと思いました。
これがアクセス数の激減の原因?と思いました。
タイミングが一致する
アクセス数のグラフとamp対応した、タイミングを確認してみました。うーん、アクセス数が激減したタイミングと一致する。犯人はこれかなと思いました。
ネットで確認してみる
ネットで「amp アクセス 激減」で検索してみました。そうしたら出てくるは出てくるは、アクセス数が激減した記事の数々。
これで、今回の犯人は、これで確定だなと思いました。
ampとは
皆さん、よくおさらいしているのですが僕もおさらいしたいと思います。ampとはスマホ上でのページ表示を早くするためのキャッシュということです。
これにより高速でページを表示できます。また、googleとtwitterが共同で開発しているとのことです。
僕のampの考え
簡単にネットでampを調べてみました。ページ表示を早くするためのキャッシュ機能がampなんだと思いました。
特に影響もなさそうだし、なら別にampを導入してもいいかなと思いました。これで、サーチコンソールの「404の増加」エラーがなくなると思いました。
これが後々、アクセス数激減の大きな問題になりますが。痛い目にあいますが・・
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僕がしたamp対応
ここでいう僕のamp対応とは、ampというページ(ファイル)がないため、サーチコンソール上で、404エラーが多発しているらしい。
それなら、ampのプラグインを追加して、ampのページ(ファイル)を作成すれば、404エラー(not found)を回避できて、よいのではないかと思いました。
■サーチコンソールのイメージ画像
なので「404の増加」問題を、ampのプラグインを追加して対応することにしました。
ampのプラグインを追加しました。そして、サーチコンソール上でエラーになっていたampページ(ファイル)の確認をしてみました。
キャッシュで簡素化されたページが表示されました。これでamp対応はうまくいったと思いました。(これはパソコン上のampページです)
また、スマホでも確認してみました。ampマークが表示され、また表示されたページはampの簡素化されたページでした。
(これはスマホ上です)。これで表示確認もできたのでamp対応はokと思いました。
恐怖の始まり
1日1回、アナリティクスでアクセス数を確認する僕。そうしたら、最近、アクセス数が激減しているのに気づきました。
「なんで?僕が何か悪いことした?」と思いました。
そして悪いことをした記憶がありません。でもこの異常なアクセス数の減り方はペナルティー的なものとしか言いようがありません。
まじ、へこみました。
■へこんだ図
アクセス数激減の原因特定と調査
調べた結果、アクセス数激減の原因はいろいろな事象が合致するので、ampと特定しました。
そして、ネット上でampによるアクセス数激減の記事はないかと調べたら、そのような記事がたくさんありました。
ampは使い勝手が悪く、すぐampをやめたという記事をたくさん見ました。
この原因特定と調査で、アクセス数激減の原因はampと確信し、ampをやめることにしました。
僕がおこなったアクセス数の回復対策
ampのプラグインを追加したらアクセス数が激減した。
今回、amp対策でおこなったことといえば、ampのプラグイン追加だけだったので、その反対をすることにしました。
アクセス数の回復対策として、ampプラグインの削除をしました。
ampページがなくなることによる、スマホ上でのページ差し替えの期間や、301リダイレクトなど気になりましたが、
細かいことは気にせず、とりあえず、ampプラグインの削除をしました。
ampプラグイン削除による影響
ampプラグインの削除を実行しました。そして、その影響をみてみました。
ampプラグインを削除して、数十秒後にスマホで投稿記事を検索をかけて確認してみました。
まだこのときは、検索結果にampマークが表示され、ampのページが表示されました。
また、数分してから同じようにして、スマホで投稿記事を検索して表示してみました。このときは、ネット上で見かける、「404エラー」の画面が表示されました。
関係ないですが、このこんにゃくみたいなやつ、スマホ表示でampページがないときにエラー表示されるんですね。初めてしりました。
■こんにゃく?
また再度、半日してからスマホで検索をかけてみました。そうしたら今度はスマホ用のページに差し替わっていました。
正直、ampプラグインを削除して、ampページから通常のスマホ用ページに切り替わるまで半日くらいで切り替わるとは思っていませんでした。
覚悟はしていたのですが、こんなに早くページが切り替わるとは思っていませんでした。また、特に301リダイレクトとかは不要でした。
僕の感想としては、特に何の問題もなく切り替わりました。
環境の参考情報
ちなみに僕のサイト環境は、wordpressでテーマはsimplictiyです。
(あまり関係ないと思うけど・・)
アクセス数の変化/アクセス数の回復
大雑把なampプラグインの追加と削除をしたときの、アクセス数の変化をグラフにまとめます。
ampプラグインを追加して、1~3日くらいで急激にアクセス数が激減しました。
また、ampプラグインを削除して、2~5日くらいでアクセス数が元の状態に戻りました。アクセス数の変化としてはこんなところです。
この問題で知ったampの知識/ampのメリットとデメリット
この問題で知ったamp導入のメリットとデメリットをまとめておきます。
【メリット】
・スマホでページが早く表示される
【デメリット】
・画面が崩れる
・アドセンス広告が表示されない
・ampページがクリックされてもアナリティクスにカウントされない
正直、メリットよりもデメリットのほうが大きいです。ブロガーの人がampを導入するメリットは、現時点(2018年10月)のスペックでは、どこにあるのだろうと疑問に感じます。
このことはamp導入の重要な点だと思います。(僕はamp導入して損したけど・・)
amp導入で学んだことと知識
ampを導入して学んだことと知識を失敗学としてまとめておきます。
① ampを導入するとアクセス数が激減する
amp導入直後に、アドセンス、アナリティクス、サーチコンソールなどのアクセス数が激減します。
② ampを導入しても検索順位は変化しない
ネットで調べて知ったのですが、ampを導入しても検索順位は変化しません。当たり前といえば当たり前ですが・・。ampは検索順位には影響を与えません。
③ ampのページ表示でアドセンス広告は表示されない
ampのページで、アドセンス広告は表示されません。ブロガーにとっては痛い話です。ampはキャッシュなので、最新の広告表示は無理かなと考えます。
④ ampページの表示は、アクセス数としてカウントされない
スマホでampページが表示されてもアクセス数としてはカウントされません。これはキャッシュと関係があるようです。
⑤ アクセス数が激減したように見えるが、実は変わっていない
ampを導入するとアクセス数が激減したように見えます。でも、実際はアクセス数はそんなに変化していないと思います。
正確には、ampで表示されたページはアクセス数にカウントされないという考えが正しいと思います。
■イメージ図
⑥ ampのプラグインを削除した場合、すぐにスマホ用ページに切り替わる
これは自分が実際にしてみてわかりました。ampのプラグインを削除して、半日くらいすれば、ampページから通常のスマホ用ページに切り替わります。
⑦ ampのプラグインを削除すれば、数日でアクセス数は回復する。元の状態に戻る
これは自分の体験ですが、ampのプラグインを削除して、2~5日もすればアクセス数が元の状態に戻ります。
以上が僕のamp導入の失敗学の知識です。
サーチコンソール上の404エラーは無視
今後、ampを削除したため、またサーチコンソール上で404エラーが多発すると思います。
気にはなりますが、特に影響はないので、今後は無視していくつもりです。
一週間後の状態
ampを削除して、一週間が経ちました。その結果としては、アクセス数は前の状態に戻りました。
こういうのを経験した人はわかると思いますが、グラフを見るとクレーター状態です。以前も別問題ですが、このようなクレーター状態になったことがあります。
アクセス数のグラフでクレーター状態になるとへこみます。今回はampを削除して、アクセス数が、すぐ回復してよかったと考えています。
僕が言いたいこと
ampを導入してアクセス数が激減した。そして困っている・・。そういう人は、すぐにampのプラグインを削除しましょう。
そうすれば、またアクセス数は回復します。僕はこれが強く言いたいです。
amp導入は安定してから
正直いうと、ampは2018年10月時点では、とてもではないですが、使えるものではありませんでした。
僕としては、いづれはキャッシュ機能が進化してampは使いやすくなるのではないかと考えます。
数年すれば、ampは使いやすくなり、一般化するのではないかと考えます。ただこれは、数年はかかりそうです。
僕は、いつになるかわかりませんが、ampが使いやすくなり一般化し、一般ユーザーの評価がよくなったら、またamp対応してもよいかなと考えます。
キャッシュにより、表示速度が速くなるのは、やはり魅力です。ampの進化、今後に期待します。
まとめ
今回は、ampを導入してえらい目にあいました。そして最終的にamp導入をやめました。
僕のこの記事が、ampで痛い目にあっている人の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい