ネストが無駄に深いURLのブログサイトは気になります。またgoogleからの評価もよくないと言われています。
そこで今回は、ネストが深いURLのブログサイトを変更すべきか考えてみます。
この記事の対象者
この記事は、コンピュータ知識はある程度あるけど、WEB知識が低い人を対象とします。
canonicalや301リダイレクトを自分で設定できない人を対象とします。
僕がそうだから
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ネストが深いのはよくないのは知っている
僕、昔はSE・プログラマーをしていました。その関係上、ネストが深いのは好まれないのは知っています。
プログラムのIF文などで、ネストが深いコードは可読性が悪く、見にくいので好まれません。実際にそういう、無駄に深いネストの不合理性を見てきているので知っています。
一般的にネストは、浅いほうが好まれます。
URLもプログラムと同様、ネストが深いのは好まれないと思いました。また実際に、google先生も好んでいないと言われています。
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ネストが深いURLを設定してしまった理由
独学でWordPressを始めた僕。右も左もわからなかったので、最初のURL設定のときデフォルトでURLを設定してしまいました。
そうなるとURLはこうなります。
一例)
xxxx.com/yyyy/mm/dd/zzzzz-zzzz
たぶん、URLが年月日のネストになっている人は、ほとんどの人がURLの知識を知らないで、デフォルトでURL設定をしてしまった人だと思います。
実際に自分がそうでした
そして、あとからURLの知識が深まりURLのネスト変更、URLのネストを浅くしたい人がほとんどだと思います。
独学でWordPressをした人によくあるミスです。
ここで簡単な結論/URLのネストを浅くして変更すべきか?
「URLのネストを浅くして変更すべきか?」
この問題ですが、難しい問題です。URLのネストは無駄に深いより浅いに越したことはありません。
やはり、ネストは浅いほうがgoogle先生にとっても可読性がよいので好まれます。
無駄に深いネストのURLを使っているよりも、浅いネストのURLのほうが、google先生の評価はよいはずです。
記事数が少ないときであれば、URL変更、URLのネストを浅くするべきです。
ただ、記事数が多く、実績や評価がそれなりにあると話は変わってきます。
URL変更をすると、たとえドメインは同じでも、ドメイン以下の階層を変更するだけでも、
新しい記事とみなされ、今までgoogle先生に積み上げてきた実績がリセットされてしまいます。
これは痛いです。
僕の結論としては、「サイトの記事数が多く、もうある程度、google先生の評価があるブログサイトはURLのネスト変更はすべきではない」というのが結論です。
実体験も交えながら、これから説明していきます。一読して理解してもらい、最終判断は読者がすべきかと考えます。
ある程度google先生に評価のあったサイトURLのネスト変更をした
サイト運営を長年していて、URLの知識が深まるにつれて、無駄なネストが深いURLが気になりだした僕。
そして、とうとう勢いで、あるサイトのURL変更をしてしまいました。
URL変更としては以下でした。
URL修正前: xxxxx.com/yyyy/mm/dd/zzzz-zzz
URL修正後: xxxxx.com/zzzz-zzz
年月日のネストを外して、ネストを浅くしてシンプルにしました。
ここでの僕の考えは、「ドメインは変わらず、その配下のURLを変更したネスト変更なので、ある程度はgoogle先生も考慮してくれるはず」と思っていました。
しかし、これが大きな間違いでした。
【備考】
備考として、canonicalや301リダイレクトは全くしていません
アクセス数が急降下。泣きが入った
URL変更前は、1日のPVが約300pvありました。それが、URL変更、ネスト変更してから急降下。
徐々にアクセス数が下がっていき、2週間くらい経って1/10の1日30pvくらいに落ち込みました。
■グラフ1
泣けました。
1か月間は低空飛行
URL変更(ネスト変更)をして、状況を観察していました。2週間くらいはアクセス数が下がりぱなし。
2週間して、アクセス数が1/10になり、そこで落ち着き低空飛行。
■グラフ2
リライトや新規記事の更新もするけど、何にも反応なし。
正直、URL変更(ネスト変更)をして3~4週間目は嫌になり、ほったらかしにしていました。
マジ、URL変更(ネスト変更)をしてからの1か月はきつい
そしてこの時期は、何やっても無駄です
1か月してから徐々にアクセス数が回復
また、URL変更(ネスト変更)をして、状況を観察していました。もう3~4週間目は嫌になり、何もせず。
そして、URLして1か月がたちました。そこから徐々にアクセス数が増えてきました。
URL変更(ネスト変更)をしてから1か月が過ぎ、ちょっとずつアクセス数も上向きになり出したので、また、リライトや新規記事の投入をしました。
そうしたら、徐々にアクセス数が増えていきました。
■グラフ3
4か月してもアクセス数は完全に戻らず
URL変更(ネスト変更)をして経過観察。リライトや新規記事の投入も普通にこなす。
そんなあるサイトのアクセス数変化なのですが、4か月しても元のアクセス数、URL変更前のアクセス数には戻りませんでした。
4か月経ってのアクセス数は、6割回復といったところです。
■グラフ4
僕の事例は一般的
URLのネストが深いのが気になり、URLのネストを浅くするURL変更をした。そして、アクセス数の経過観察をしていました。
そうしたら、以下のようになりました。
■グラフ4
このアクセス数グラフなのですが、一般的なようです。
まず、ドメイン名が同一でも、それ以降のURLネストを変更した場合、google先生はやはり「新しいもの」とみなすようです。
URL修正前: xxxxx.com/yyyy/mm/dd/zzzz-zzz
URL修正後: xxxxx.com/zzzz-zzz
僕としては、ドメイン名はURL変更前後でも同一なので、少しは考慮してくれるだろうと思っていました。
でも、考えがあまかったです。見事にアクセス数が急落しました。
そして、1か月してから少しづつ、あるサイトのURL変更とみなして、少しづつアクセス数が戻ってきました。評価もある程度、戻してくれました。
URLのネスト変更をして、アクセス数が急落するのでネット検索して調べました。そして、その中に以下のような意見がありました。
・URLのネスト変更をすると、1か月間はアクセス数が下がりっぱなし
・URLのネスト変更をすると、アクセス数が1/10になる
・URLのネスト変更をすると、1か月経ってからアクセス数が回復してくる
・URLのネスト変更をすると、アクセス数が戻ってきても変更前の6割程度
これらの意見なのですが、全部当たっていました。
結論から言うと、URLのネスト変更をすると変更前のアクセス数から比べて必ず下がります。
一般的にはアクセス数が回復しても、変更前の6割程度が一般的です。たぶんよくても、変更前の7~86割程度の回復かと思われます。
僕のこのデータなのですが、ネット上で言われている意見と一致しました。
canonicalや301リダイレクトしたらどうなる?
では、canonicalや301リダイレクトをしてURL変更(ネスト変更)をしたらどうなるでしょうか?
僕的な意見なのですが、URL変更後のアクセス数の急落は防げても、やはりアクセス数は減ると思います。
また相対的に見ても、canonicalや301リダイレクトを施したURL変更であっても、変更前に比べてアクセス数は減ると思います。
ネットの意見でも、ある程度のアクセス数は保持できても、やはりアクセス数は下がる。変更前の状態には戻せないという意見が大半でした。
canonicalや301リダイレクトのメリットとしては、いちおうgoogle先生にはURL引越しのアクションは伝わるので、
アクセス数の下落は、ま逃れる程度と予想します。
アクセス数のイメージとしては、こんなイメージになると思います。
■グラフ5
青線: canonicalや301リダイレクトをしないURL変更の場合
赤線: canonicalや301リダイレクトをしたURL変更の場合
知識がある人は、ネスト変更を伴うURL変更をするときは、canonicalや301リダイレクトをするべきと考えます
ただし、canonicalや301リダイレクトをしても変更前のアクセス数状態には戻らないと推察します
canonicalや301リダイレクトをしてもアクセス数の戻りは8割程度といったところかな
URLのネスト変更をすべきかと聞かれたら
僕がもし、「URLのネスト変更をすべきか?」と聞かれたら。
僕としては、「実績がついているサイトの場合は、URLのネスト変更をすべきではない」と答えます。
(URLのネストが深く、気になるのはわかりますが・・)
なぜなら、URLのネスト変更を伴うURL変更をして失敗しているからです。URL変更をすると確実にアクセス数は減ります。
また、今まで積み上げてきたgoogle先生への評価も下がります。
よって、URL変更はしない方がよいです。
また、一例としては
「Tanweb.netのキタムラ」さんがいます。
参考記事
→ Tanweb.net
この方、たまにネット検索していると見かけます。
そして、URLを見ていたのですが投稿記事は年月日の構成です。
一例) Tanweb.net/yyyy/mm/dd/99999
この方、長年ブログをしていて記事数も多く、また、この状態でgoogle先生への評価もあります。
もし、この状態でネスト変更を伴うURL変更をしたら確実にgoogle先生からの評価が下がります。そうしたらアクセス数にも影響が出ます。
たぶんキタムラさんは、URLのネストが汚いのはわかっているはず。
でも、URL変更をするとリスクが大きいのであえて、このままにしていると予想します。
こちらの方は、URLのネストが汚くてもURL変更しない、よい一例だと思います。
正直、当ブログサイト「凡人のデジタル雑記」のURLは年月構成なので、無駄なネスト構成でURLは汚いです。
ただ、キタムラさんを見習いURL変更はしていません。今までのgoogle評価もあるのでURLはこのままにしています
ネスト変更を伴うURL変更の感想
僕が、ある運営しているサイトのURL構成が年月日となっていて、気になっていたのでシンプルにURL変更しました。
結果的には、google先生の評価もゼロに戻ったらしく、アクセス数が激減しました。
総合的にみると、ある程度、評価のあるサイトについては、たとえURL構成が汚くてもURL変更すべきではないと思いました。
それが、僕が失敗しての感想です。
まとめ
一般的にURL構成はシンプルなほうがgoogle先生には好まれます。ネストが深いURLはgoogle先生から嫌われる傾向にあります。
しかし、長年ブログ運営をしてきてgoogle先生にある程度、実績が認められていると話は変わります。
長年、ブログサイトを運営していてgoogle先生に評価のあるサイトについては、たとえURL構成が汚くても、影響を考えURL変更すべきではないと考えます。
それが僕の結論です。この記事がURLのネスト変更をしようか悩んでいる人の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい