有名な企業をかたり大量に送られてくる迷惑メール(詐欺メール)には、いつも腹が立ちます。
そこで今回は、これらの迷惑な詐欺メールを一発でなくす方法、対策について考えてみます。
- 対象はプロバイダーメール
- 私は元システム屋
- 長年使っているプロバイダーメールに大量の迷惑メール
- 自宅PCで使っているプロバイダーメールは重要度が高い
- 迷惑メールをブロックするのに重い腰を上げる
- ここで迷惑メールを一発でなくす結論
- 私の場合はある程度は知ってた
- メールアドレス変更を妨げたもの
- 迷惑メールのいら立ちがまさった
- メールアドレスに関連づいている情報の調査から
- 調査が終わったのでアドレス変更
- アカウントや連絡先の再設定
- 無事にメールアドレス変更完了
- メールアドレス情報が流出した原因
- 元システム屋の考えと顧客情報漏洩について
- 今の世の中信用しないほうがよい
- 迷惑メール防止で勉強になったこと
- なぜ変更した新しいメールアドレスには迷惑メールが来ないのか?
- 今後の迷惑メール対策
- まとめ
対象はプロバイダーメール
私は長年、自宅PCのメールはプロバイダーメールを利用しています。なので今回の対象者は・・
「自宅のPCメール」で、かつ「プロバイダーメール」とします。
要するに会社関係のメールではなく、個人用のメールを主にプロバイダーメールで使っている人を対象とします。
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私は元システム屋
私は元システム屋でした。と言っても今(2020年)から10年前の話ですが・・
そんなこともあり、元システム屋の観点からも、迷惑メール(詐欺メール)について、お話ししていきます。
長年使っているプロバイダーメールに大量の迷惑メール
私は2000年ころからso-netのプロバイダーメールを自宅PCの個人用メールとして、20年近く使っていました。
しかし最近(2020年)では、数年前から大量の迷惑メール、詐欺メールが来るようになりました。
昔の迷惑メールは、文面を読んだだけで詐欺メールとわかったけど、近年の詐欺メールは高度化し、すぐには判断できないようになりました。
しつこい迷惑メール(詐欺メール)には、本当にうんざりしていました。
いやー今まで、数々の迷惑メールあったなぁ・・
自宅PCで使っているプロバイダーメールは重要度が高い
自宅PCで使っているプロバイダーメールは、個人用として使っていますが重要度は高いです。
ネット上で企業とやり取りするうえで、メールアドレスはアカウントや、連絡先などに利用しています。
【主な利用用途】
・企業とのアカウント
・企業への連絡先メール
【主な利用企業】
・通販サイト
・レンタルサーバー会社
・銀行関係
・通信関係
・IT企業関連
など
ネット上でアカウントとして、メールアドレスは重要です。
迷惑メールをブロックするのに重い腰を上げる
自分の個人用のプロバイダーメールのアドレスが、どうやら詐欺グループに知られてしまったようです。
なので毎日、好き勝手に迷惑メールが大量に届きます。数年我慢していたけど、さすがに嫌気がさしました。
いちいち詐欺メールを毎日、判別するのも面倒くさいし・・
そこで、とうとう重い腰を上げて、迷惑メールをブロックしようと思いました。
ここで迷惑メールを一発でなくす結論
大量に送られてくる迷惑メールをブロックしたい。受信したくない。
そして、なくしたい。元システム屋だったから、ある程度はその答えを知っていたけど・・
ここで結論を言います。
迷惑メールを一発でなくすには・・
今使っているメールアドレスを変更することです。頭の部分のアドレスを変更することです。
頭とはここね
一例) bbbbbbb.so-net,ne.jp
↓
ccccccc.so-net,ne.jp
これが結論です。
実際にアドレス変更をしましたが、それから迷惑メールは来なくなりました
まあ、当たり前といえば当たり前だけど・・
これから、いろいろ詳細についてお話しします。
私の場合はある程度は知ってた
なんとなく、「メールアドレスを変更すれば迷惑メールなくなるんじゃねえ」と思っていました。なぜなら私は元システム屋だったから。
でも、なかなかメールアドレス変更できませんでした。
メールアドレス変更を妨げたもの
頭ではメールアドレスを変更したら迷惑メールは来なくなるだろうと思いました。でも、アドレス変更を妨げる要因もありました。
① 長年使っていたメールアドレスに愛着がある
インタネットをするために、初めてプロバイダーのso-netと契約して、そのとき初めて取得したメールアドレス。
アドレスの名前を付けるとき、短くてお気に入りのメールアドレス名でした。そんなこともあり愛着があり、なかなかアドレス変更に踏み切れませんでした。
② 長年使っていたメールアドレスなので、どのアカウントや連絡先に使っていたかわからない
正直、個人用のメールアドレスとして、いろいろなアカウントや連絡先として使ってきた、プロバイダーメールのアドレス。
絡まった糸のように、どこでどう長年使っていたメールアドレスが、どのアカウントや連絡先に使っているかわかりませんでした。
これを調べるのは時間がかかると思いました。
③ プロバイダーのメールアドレス変更をしたことがない
プロバイダーメールのアドレスは取得してから変更したことがありませんでした。一度もアドレス変更をしたことがないので不安でした。
④ アドレス変更をするとすでに登録している情報を変更しないといけない
今まで、管理もせず長年使っていたプロバイダーメールのアドレスをアカウントや連絡先に使っていました。
もしアドレス変更をした場合、長年使っているプロバイダーメールのアドレスで登録したアカウント情報や連絡先のすべてを変更しないといけません。
これが面倒で、アドレス変更がおよび腰でした。
正直、アドレス変更をすれば迷惑メールはなくなる。しかし、その反面、関連付いたアカウント情報や連絡先情報をすべて変更しないといけないのが苦痛でした
迷惑メールのいら立ちがまさった
メールのアドレス変更をすると、それに連付いている情報もすべて変更しないといけない。面倒。
ずいぶん考えました。でもアドレス変更をしないと迷惑メールはなくならないので、とうとう20年間使っていたプロバイダーのメールアドレスを変更することにしました。
メールアドレスに関連づいている情報の調査から
今まで、長年使っていたメールアドレスは、いろいろなアカウントや連絡先として使っていました。そして、何も考えずに登録していたので、どこでどのように使っているかわからない。
仕方ないのでマトリックスを作って、長年使っていたメールアドレスが、どのようなアカウントや連絡先として使っているか調べました。
ネット上での通販サイトのアカウントや銀行関係の連絡先アドレスなどで、20~30近く長年使っていたメールアドレスで登録していました
結局、このメールアドレスの関連付け調査に1ヶ月くらいかかりました (ToT)/
もうアドレス変更すると決めたら、この際、マトリックスを作り関連付け調査するのをオススメします。今後の資料にもなりますし、管理しやすくなります
このとき100%調べるのはやめましょう。重要なものだけ調べれば十分です。昔、アカウントを取ったけど今は使っていない。または、重要度の低いものは放っておきましょう
調査が終わったのでアドレス変更
長年使っていたメールアドレスが、調査してどのアカウントや連絡先に使っているのかがわかりました。
そこで次は、プロバイダーのアドレス変更です。アドレス名に愛着があるかもしれませんが、ここは迷惑メールがなくなることを優先して、アドレス変更しましょう。
(読者の人は、おのおののプロバイダーに従いメールアドレスの変更をしてください)
【プロバイダーのメールアドレス変更の予備知識】
(so-netの場合。でも、どのプロバイダーでも似たりよったりだと思うけど・・)
① 1年間に10回までメールアドレス変更可
so-netの場合ですが、1年間に10回までメールアドレスの変更は可能でした。
(普通、1年に10回もメールアドレス変更するとは思えないけど・・)
② 1ヶ月間、旧メールアドレスの受信ができる
メールアドレス変更と旧メールですが以下の設定がありました。
(1) アドレス変更すると、旧メールの受信を即停止
(2) アドレス変更すると、旧メールの受信を1ヶ月間のみ受信
保険的には(2)の設定が無難なようです
アカウントや連絡先の再設定
プロバイダーのメールアドレスを変更したら、それに関連づいているアカウントや連絡先を変更しましょう。
ポイントとしては、重要度の高いものから変更していくことです。
例えば、通販サイトで買い物ができない。銀行からの連絡メールが取得できないなんてことになると困りますからねぇ・・
ちなみにですが僕は、重要度の高いものから設定変更をしました。そのほうが何かと安全だと思います。
これ、2~3週間くらい時間がかかった (ToT)/
無事にメールアドレス変更完了
長年使っていたメールアドレスを変更して1ヶ月以上が経ちました。
長年使っていたメールアドレスが、どのように関連づいているかマトリックスを作って事前調査しました。
また、アドレス変更後、重要度の高いアカウントや連絡先情報から変更したため、特に大きな問題はありませんでした。
ネット環境でアドレス変更前後で大きなトラブルは特にありませんでした。
旧メールの受信設定でアドレス変更後、1ヶ月受信を選択しました。
わずらわしさはありましたが、保険的にはアドレス変更後に旧メールの1ヶ月受信はよかったかと思います。
ただ、関連付けのマトリックス作成や調査、また、アドレス変更後のアカウントや連絡先の再設定には時間がかかり疲れました。
感想としてはそんなところです。
メールアドレス情報が流出した原因
私の場合、so-netなのですが心当たりがあります。今(2020年)から5~10年前。
so-netで顧客情報の流出事件がありました。ニュースでも取り上げられ、このときso-net側からアドレス変更を促された記憶があります。
参考記事
→ 1万8000以上のメールアカウントに不正アクセス、So-netにリスト型攻撃か
この記事によると2015年ですね
たぶんですが、このとき僕の顧客情報が詐欺グループの手に渡ったと思います。ただ愛着のあったメールアドレス名だったので、そのまま使っていました。
このときに、アドレス変更しておくべきだったかもしれません。あとの祭りですがね・・
詐欺グループにメールアドレス情報が渡っても、旧メールアドレスを使っていたので、迷惑メールの嵐でした。
元システム屋の考えと顧客情報漏洩について
これは元システム屋の個人的な見解なのですが・・
顧客情報漏洩の参考情報程度、知識程度となればと思います。
正直、今後も個人情報の漏洩は考えられます。年々セキュリティーは強化されていますがね。
そしてシステム開発の内情ですが・・
正直、どこのやからがきて、システム開発をしているかわかりません。システム開発の受託をしているのは大手です。
しかし、その下に孫請けなど、1次受け、2次受け、3次受け、4次受けなど、どこまで下がいるかわかりません。
その中で、常識がありモラルのある人もいれば、モラルの低い人もいるのは確かです。一般的に下請けの方ほどモラルは低いかな。
今は、USBなどのメディア媒体が禁止になっている職場が多いみたいだけど、使えるところもあると思います。
そうすれば、顧客情報を盗もうと思えば盗むことは可能と考えます。
たいがい、テスト環境、本番環境というものがあり、システム開発で本番環境が使えないことがほとんどだとは思います。
本番環境には実際の顧客情報があります。それは、一般クラスのシステム開発者は触れないようになっているのが普通です。
昔、システム屋をやっていたときに簡単に聞いた話ですが、顧客情報ですが1件、100~300円程度で売られているということを聞いたことがあります。
1万件も顧客データを盗めば、いいお金になると思います。これは仮定の話です。データベースにアクセスしてselect文すれば、データ取得できるかな。
ただ、今は常にログがあり、誰がいつどういうことをしたという情報を蓄積していて、監視していると思いますが。
まあ、元システム屋から言わせてもらうと内部の内通者が漏洩しているのが、ほとんどだと思います。
稀に外部からネットワークに侵入して顧客データを盗むということも考えられますが・・
ある大手銀行では下請け業者ではなく、その銀行内のトップクラスの課長か部長が顧客情報を漏洩していたというニュースを見たような・・
そんなこともあり、どこに情報漏洩者が潜んでいるかわからないのが実情です。
今の世の中信用しないほうがよい
有名な企業や大手企業はセキュリティーは万全とうたっています。しかし、実情は分からない部分もあります。
自分が使っているメールアドレスに頻繁に迷惑メールが来るようになった場合は、自分の顧客情報が漏洩した可能性が高いです。
(どこまで漏洩しているかはわかりませんがね)
まず、コンピュータ社会やネット社会は信用しないほうがいいです。
私の場合ですが、ある程度は自分の個人情報は漏れているだろうと考えます。今の世の中だし。
ある程度、自分の個人情報が悪い人に知られている。それを考慮しながら、今のコンピュータ社会やネット社会を生きていくべきと考えます。
迷惑メール防止で勉強になったこと
迷惑メールが頻繁に来るようになった。こういうときは自分の個人情報、どこまでだかわかりませんが漏れている可能性が高いと感じました。
また、迷惑メールをブロックするにはメールアドレスを変更するのが一番と思いました。
しかし、これに関連するアカウントや連絡先の情報も変えないといけないですが。
今回のことでいろいろと勉強になりました。
なぜ変更した新しいメールアドレスには迷惑メールが来ないのか?
いちおう、コンピュータのシステム知識がない人に言います。なぜ、変更した新しいメールアドレスには迷惑メールが来ないのか?
それは新しい情報だからです。古いメールアドレス情報は、何らかの漏洩で悪い人に情報が知れ渡っています。
しかし、そのあとに新しくメールアドレスを変更してしまえば、新しいメールアドレス情報は悪い人は知ることができません。
一時的な時期の情報を知ることができても、さすがに新しい情報を知ることはできません。
新しいメールアドレス情報は、わからないので迷惑メールは来なくなるという仕組みです。
まあ、システマチックなことが分かる人は簡単に理屈がわかると思いますが。そんなところです。
詐欺グループも、ある時点の個人情報のメールアドレスは顧客情報漏洩で知るかもしれないけど、それ以降にメールアドレス変更したアドレスは知ることはできません。普通に考えて。だから、メールアドレス変更をすると迷惑メールは来なくなります
今後の迷惑メール対策
今までは、プロバイダーメール一つで、すべての用途に使っていました。しかしこれでは、今後の迷惑メールに対処できないと考え、リスク分散することにしました。
要は、メールアドレス1つですべての用途に使うのではなく、用途に合わせて複数のメールアドレスを持ち、それで対応していくことにしました。
今まで
これから
今後は、重要度が低く捨てメールとしてGメールを設けることにしました。また、用途に合わせてそれぞれ、メールアドレスを持つことにしました。
こうしておけば、迷惑メールのリスク分散が図られよいと考えます。 いちおう、迷惑メールの対策案です。
まとめ
迷惑メールが頻繁にくる。結論としてはメールアドレスを変更することが一番です。
そうすれば、迷惑メールをシャットアウトでき、迷惑メールが来なくなります。
私の迷惑メール防止対策の体験が読者の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい