親ドメインがないサイト環境の中で、ads.txtの警告がきました。これには対応に困りました。
そこで今回は、親ドメインがないサイト環境でのads.txtの設定方法について考えてみます。
2019年6月の話
僕の場合ですが、2019年6月上旬、アドセンスの管理画面をみたら、いきなり警告が出ていました。こんな感じでした。
■画像1
これを見て、「google先生から警告出ているし、対処しないとなぁ」と思いました。そこで、対処することにしました。
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通常なら・・
通常なら、ネットでads.txtの設定方法を調べ、それを実行し対応して、2~3日くらいで警告は消えると思います。
[関連記事]
・初心者向け!google「ads.txt」を自サーバーに設定するための基礎知識
でも、僕の場合はアドセンスへのサイト申請環境が、親ドメインなし状態だったので、警告が消えるまで、悩み、2~3週間かかって、やっと解決できました。
僕のサイト環境はイレギュラーだった
ads.txtの警告がきたとき、アドセンスに申請していたサイト環境はイレギュラーでした。
具体的にいうと、サブドメイン(子ドメイン)を2つ申請し、それに対する親ドメインがない状態でした。
■サイト環境イメージ(階層図)
ads.txt設定で悩んだこと
ネット上に載っているads.txt設定の記事は、親ドメインがあるのが前提でした。
(まあ、それは当然ですがねぇ~)
しかし僕の場合は、親ドメインのサイトを作成していないし、存在しない状態でのads.txtの設定でした。
どう対処してよいかわからず困りました。ネットで調べても、僕の悩みにマッチした記事が全然ないので困りました。
ここで結論
もし僕と同じような悩みを持っている人がいるなら、ここで結論です。
(こんなイレギュラーな状態の人は少数だと思うけど・・)
簡単に言ってしまえば、強引に親ドメインのサイトを作成し、その親ドメインの直下にads.txtファイルを設定してあげれば、問題が解決できます。
このとき、親ドメインのアドセンス申請や承認は必要ありません。親ドメインのサイトを作成してads.txtファイルを設置するだけで十分です。
これで問題なければ、ads.txtの警告は消えます。
時系列でお話し
この問題は複雑でした。なので時系列でお話ししていきます。
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過去のアドセンスへのサイト申請について
まず、アドセンスへのサイト申請についてですが、さくらサーバーの「さくらのブログ」というのを利用していたときに、アドセンスへのサイト申請をしました。
このときの申請は、親ドメイン、子ドメイン(サブドメイン)の順で申請しました。
といっても、このときは、2018年10月前なので一度、サイト審査が通れば2サイト目以降からは自由に追加登録できました。
(自分は2018年10月以降で、サイト登録をしていません。最近はサイト追加するときは、1サイトごとにサイト審査が必要とのことです)
(これはネット上では、よく言われています)
子ドメインは、簡単に追加登録しました。
この後、サーバーを「さくらサーバー」から「wpxサーバー」に引越しました。同時にドメインも変更しました。
これに伴い、再度、新しいドメインでアドセンスへサイト登録をしました。
このときに、前回、親ドメインだったものをサブドメインにして登録してしまいました。
(このときも2018年10月前の話です)
(この過ちが、今回の思いっきり悩んだ原因となりました)
アドセンスへのサイト申請はこんな感じです。
突如、ads.txtの警告
アドセンスの管理画面をみていたら、2019年6月上旬に突如、ads.txtの警告が表示されていました。
google先生からの警告なので対応しなければと思いました。
ads.txtってなんだかわからなかったので、ググって何となくイメージはわかりました。
そして、親ドメインの直下にads.txtを設定しないといけないというのが、わかりました。
ここで困ったのは、このとき、親ドメインは作成していないし存在していませんでした。
「ads.txtを設定したくても、この状態のとき、どこに設定すればよいの?」と悩みました。
wpxサーバーに相談
ネットで調べてみても、親ドメインがないときのads.txtを設定する記事は、どこにありませんでした。そして、困りました。
そこで窮地だったので、アドセンスとサーバー管理会社は関係ないのはわかっていたのですが、wpxサーバーの問い合わせ窓口に、この問題を相談しました。
( 本当にwpxサーバーの問い合わせ窓口の方、すみませんでした。m(_ _)m )
でも、wpxサーバーの問い合わせ窓口の方は、親身になって知識ある立場から、アドバイスをいただきました。
このやり取りの中でわかったことがありました。
サーバー内のファイル構成、階層構成と、アドセンスが言っているルートドメインというのは関係ないというものでした。
ads.txtを調べていると、ルートドメインという言葉がよく出てきます。
これをサーバーのフォルダー構成、階層構造と関係あるのかなと思ったのですが、あまり関係ありませんでした。
このルートドメインという言葉は、URL上の親ドメインと捉えるのがよいです。
「ルートドメインにads.txtを設置」ということは、言い換えれば「親ドメインにads.txtを設置」ということになります。
ここで一つ言っておくと、google先生からみて、サーバー内のフォルダー構成なんて見ていません。
google先生が親子サイトを判断する基準は、URLです。google先生はURLで親子サイトの関係を判断しています。
(ここ試験に出るよ!)
(うそです)
でも、この考え重要です。ポイントです。ここが理解できたので、今回の問題が解決できました。
とりあえず親ドメインを作る
なんとなくgoogle先生が言っている、親子ドメインがわかってきました。となると、とりあえず、親ドメインのサイトを強引に作ってみようと思いました。
そして、そのあと、アドセンスにサイト審査して、審査が通過したらads.txtを設置しようと考えました。
そこで、とりあえず親ドメインのサイトを作りました。
親ドメインってこれね。
xxxxxxx.com ← 親ドメイン
kkkk.xxxxxxx.com ← サブドメイン(子ドメイン)
このとき、20記事程度書いた、アドセンスに登録していないサブドメインのテストサイトがあったので、これを親ドメインサイトに新規に作り変えました。(余談ですが・・)
サイト申請必要ある?
親ドメインのサイトを新規作成しているときに、ふと、「新規のサイト、親ドメインのアドセンス申請って必要あるのかな?」と思いました。
google先生は、URL上の親子関係がわかればよい。そう考えると、「サイト申請、必要ないんじゃないの?」と思いました。
実際に親ドメインサイトのサイト申請は必要ありません。
また、アドセンスで親ドメインサイトのサイト申請をしたのですが、「すでに登録済みです」みたいなメッセージが返ってきました。
親ドメインにads.txtを設置する
後付けで、親ドメインのサイトを新規作成しました。そして、そこへads.txtを設置しました。
いちおう、親ドメインと子ドメインに記述したコードをサンプルで載せておきます。
■親ドメインのコード
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
# subdomains
subdomain=blog01.xxxxxxxx.com
subdomain=digital.xxxxxxxx.com
■サブドメインのコード
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
でも警告は消えず、そのままでした。「何がいけないのだろう?」と思いました。
■警告メッセージ
(正直、サブドメインのads.txtの設置は効果があるのかわかりません)
昔の登録サイト情報を削除
しっかり、親ドメインサイトにads.txtを設置したはずなのに警告が消えない。なぜだろうと思いました。
そこで、adsenceのヘルプを見ていました。そのとき、警告のメッセージ内容を照らし合わせて、あることに気づきました。
メッセージで引っかかった部分はここです。
「ads.txtファイルが含まれていないサイトがあります」
そういえば、さくらサーバーで登録したときの旧URLがそのまま、登録で残っているな。
これが「ファイルが含まれないサイト」に引っかかっているのかなと思いました。
そこでアドセンスでサイト登録していた、今では使用していない旧サイトのURL情報を削除しました。
ここでいう旧サイトのURL情報とは、「さくらサーバー」時のURLです。
削除するのにちょっと手間取ったのですが、サブドメイン→親ドメインの順で削除すると削除できます。
そして、警告を見守ってみました。そうしたら、旧URLを削除した翌日には警告が消えていました。
やっと、ads.txtの対応が完了しました。
時間がかかった
サーバー会社に問い合わせて、やり取りしたり、FTPでads.txtを設置したり、あと、いろいろなもろもろで、なんだかんだ2~3週間、この問題に時間を費やしました。
正直、疲れました。
一連の流れは終わり
これで、ads.txtの警告が消えるまでの一連の流れは終わりです。
まとめ
今回、イレギュラーなサイト環境だったので、ads.txtの対応をして警告が消えるまで、時間がかかりました。
この僕の失敗談とも言えるものが、読者の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい