ブログ記事に貼ったamazon広告で、たまに大量のリンク切れが発生することがあります。いつもこれ不思議でした。
そこで今回は、この問題について考えてみます。
- 私の紹介
- この記事の対象者
- amazon広告での不思議な現象
- amazon広告の大量リンク切れ問題は根が深かった
- 始めに簡単に結論
- まず「ir-jp.amazon~」って何?
- 「ir-jp.amazon~」の情報がない
- 余談話/最初はamazon上で取り扱っていた商品が廃止になったからだと思っていた
- amazon広告のソースコードを調べてみる
- 「ir-jp.amazon~」の正体が何となくわかるヒント記事を見つけた
- 「ir-jp.amazon~」は1ピクセルの画像
- 1ピクセル画像の用途と目的
- 1ピクセル画像はユーザーに害はないか?
- なぜ大量のリンクエラーが発生するのか?
- 大量のリンクエラーは1~2週間で収まる
- この現象は1広告単位で起こる(たぶん)
- 最終的な結論
- まとめ
私の紹介
私は元システム屋(IT技術者)を長年していました。そんなこともあり、システム的なことを自分なりに解明したくなるクセがあります。
今回は、そんな興味本位から僕がいつも不思議に感じていた疑問を解明してみました。今回は、そんなお話しです。
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この記事の対象者
この記事の対象者は、amazon広告を自サイトに貼っている人。
そして、たまに「ir-jp.amazon~」のリンクエラーが大量発生して不思議に思っている人を対象とします。
ちなみに、この現象はa8でも発生するそうです
amazon広告での不思議な現象
WordPressでブログをしている関係上、「Broken Link Checker」をプラグインしています。
そしてリンク切れがないか、たまにチェックしています。
そんなとき、たまに不思議な現象が発生することがあります。それは・・・
「なんか知らんけど、amazon広告のリンクURLの大量リンク切れ」が発生することです。
これ、不定期になるのでいつも不思議に思っていました。
でも、一般ブロガーは記事の新規更新とリライトで精一杯なので、いつもこの問題を放っていました。
でも、気になったので本格的に原因を調べてみることにしました。
私はリンク切れのメンテナンスが必要だと思っているけど、いつも忙しいからほとんどしてないんだ
やれよ!
amazon広告の大量リンク切れ問題は根が深かった
このamazon広告のURL大量リンク切れ問題、調べてみるとけっこう根が深かったです。理解するまで、けっこう時間がかかりました。
それなので、自分が苦労した問題を分かりやすく説明できればと思います。
始めに簡単に結論
はじめのほうで、「ir-jp.amazon~」の大量リンク切れエラーの結論を簡単に言います。
結論としては、この「ir-jp.amazon~」が大量にリンク切れエラーが発生しても放っておいて大丈夫です。
これが結論です。おしまい。
といっても困ると思うので、元システム屋の立場からメカニズムを僕なりに説明します。
誰もこの問題を記事に書いている人がいないんだよね?。気にならないのかな?
まず「ir-jp.amazon~」って何?
時折、突発的に多くなる大量のリンク切れエラー。
「Broken Link Checker」で大量のリンク切れエラーを調べてみると、そのほとんどの9割がたは「ir-jp.amazon~」のリンク切れエラーでした。
■リンク切れエラー(詳細)
■リンク切れエラー(エラー数)
「Broken Link Checker」を見ていて思ったのが・・
「ir-jp.amazon~」って何? これなんだろう? というものでした。
正直、いままで生成された広告コードを貼り付けていただけなので中身は興味ありませんでした。
「ir-jp.amazon~」の情報がない
この「ir-jp.amazon~」というのがよくわからない。
なのでネットで「ir-jp.amazon」で検索してみたのですが情報がない。困りました。
これ何?
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余談話/最初はamazon上で取り扱っていた商品が廃止になったからだと思っていた
この原因を調べる始めのころなのですが、amazonは商品を頻繁に入れ替えします。
そのため、広告リンクを張っていた商品が廃止になり、それでリンク切れエラーを起こしていると思っていました。
でもこれは、調べていくうちに違うということが分かりました。
なんかamazonは、廃止になった商品広告があっても、リンク切れエラーにならない仕組みになっているようです。自分の体感上からですが・・
ここら辺、うまく考えているみたいです。「404 not found」にならないようです
詳しい仕組みはわからんけどね
自己クリックできないし・・
amazon広告のソースコードを調べてみる
普段、生成されて何も意識していないamazon広告のソースコードをよく見てみることにしました。
そして、amazon広告のソースコードの内訳がわかりました。内訳はこんな感じです。
URLが書かれている部分は以下の3か所ありました。(URL部分だけ抜粋)
これ、読者が使用しているamazon広告のコードを実際に確認してみてください!
①については・・
まあ普通に「https://www.amazon.co.jp/~」となっているので、紹介したい商品のアドレスではないかと想像します。
②については・・
頭が「img src」となっているので、商品画像のアドレスではないかと推測します。
③については・・
①②については、僕は元システム屋だったので、何となく想像できます。問題は③です。
「Broken Link Checker」でリンク切れエラーが多発していた「ir-jp.amazon~」。
これ、ソースを見ると最後のほうに設定されていました。埋め込んでありました。そして、このURLが何を意味しているのか分かりません。
amazon広告のソースコードをよく見てみたら、「ir-jp.amazon~」というURLが、埋め込んであるのに初めて気づきました。
へえ~、知らんかった
「ir-jp.amazon~」の正体が何となくわかるヒント記事を見つけた
amazon広告のソースコードを確認して、「ir-jp.amazon~」というURLが埋め込んであることを確認しました。
そしてこれが、リンク切れエラーを引き起こしていることもわかりました。
でも、この「ir-jp.amazon~」が何なのかが分かりませんでした。そこで再度、ネット検索しました。
そうしたら気になる記事を見つけました。それがこちらです。
参考記事①
→ 【ワテの疑問】アマゾン・A8などの1×1ピクセル画像の意味は?【削除したらあかん】
この記事により、「ir-jp.amazon~」の正体が何となくわかりました。
この記事、勉強になりました。m(_ _)m ありがとうございます
「ir-jp.amazon~」は1ピクセルの画像
上記の参考記事①によると、「ir-jp.amazon~」は、どうやら1ピクセルの画像だそうです。そしてこれは、一般的には目に見えないとのことです。非表示とのことです。
上記の参考記事①でも説明していたのですが、この「ir-jp.amazon~」をイメージ的にいうとこんな感じだそうです。
■1ピクセル画像のイメージ
※ 赤い四角が1ピクセル画像のイメージです
僕はamazon広告の「画像のみ」をよく使うので、そのイメージで説明しました
参考記事①は、非表示の1ピクセル画像ということまでは分かったのですが、それ以上のことは分かりませんでした。(これ残念)
じゃあ、この1ピクセル画像の目的は何? ということになりました。
1ピクセル画像の用途と目的
「ir-jp.amazon~」は1ピクセルの非表示の画像ということまでは、何となくわかりました。でも、1ピクセル画像が埋め込まれている目的が分かりませんでした。
そこでまた、ネット検索。そして、以下のこれらの記事が参考になりました。もう少し深く、1ピクセル画像の謎がわかりました。
参考記事②
→ 【Amazonアソシエイト】テキストリンクには1ピクセルの画像やパラメータがなくてもいいの?
参考記事③
→ A8などアフィリエイトリンクに付いてくる1px画像はあなたの収益を守る大切なもの
特に参考記事③が参考になりました。
参考記事②③を読んで思ったのが・・
どうやら1ピクセル画像、「ir-jp.amazon~」は・・
元システム屋から言うと、隠しコマンドみたいなものみたいです。そして、企業側が統計情報を取得するためのコードらしいです。
たぶんこの1ピクセル画像があると・・
・いつクリックした
・何回クリックした
・何回表示された
とかの情報が企業側が分かるような仕組みになっているようです。
1ピクセル画像の目的は、企業側が統計情報を得るためのものらしいです。
1ピクセル画像はユーザーに害はないか?
気になるのが、1ピクセル画像はユーザー、使用しているものに悪影響を及ぼさないのかということです。これは、まず問題ないと思います。
この1ピクセル画像の目的は、あくまで、企業側が統計情報を取得したいためのものです。ユーザーに悪影響はないと考えます。
なぜ大量のリンクエラーが発生するのか?
この1ピクセル画像のリンクエラー、「ir-jp.amazon~」のリンクエラーですが、なぜ一時的に大量にリンクエラーが発生するのか?
これなんですが、企業側がワザとしている感があります。意図的にしている感があります。自分は1年間に数回、このような大量のリンクエラーを目撃したことがあります。
でもなぜ、企業側がワザと意図的に大量のリンクエラーを発生させているのか、正直わかりません。
ただ、このリンクエラーが発生しても、利用者に害はないのは確かです。
大量のリンクエラーは1~2週間で収まる
僕は、この「ir-jp.amazon~」の大量リンクエラーが発生し、経過を観察していました。そうしたら1~2週間くらいで大量リンクエラーはなくなりました。
一時的に大量に、このリンクエラーが発生しても、そのままにしておけば1~2週間で自然に、このリンクエラーはなくなります。
これは、僕が体験済みなので確かです。
■リンク切れエラー数の変化
この現象は1広告単位で起こる(たぶん)
僕の例なんですが、大量リンクエラーが発生したとき、このような条件下でした。
① もともと100件くらいのリンクエラーがあった
② 突如、700件くらいの大量リンクエラーが発生した
この状況だと、いきなり600件近くのリンクエラーが一気に発生したと考えられます。
そして、このときのサイト状況なのですが・・
・記事が約300記事
・1記事につき平均2個程度のamazon広告を使用していた
感じでした。
このことから、amazon広告1つに対し、「ir-jp.amazon~」のリンクエラーが一気に発生したと考えられます。
こう考えると、大量リンクエラーの数と一致します
僕のリンクエラー状況やサイト環境から考えて、そんな感じでした。なのでたぶん、1広告単位でリンクエラーは発生したと考えます。
最終的な結論
最終的な結論としては、こうなりました。
① URL「ir-jp.amazon~」ていったい何?
→ 1ピクセルの非表示の画像
② 1ピクセル画像の目的は何?
→ 企業側が統計情報を得るためのソースコード
(隠しコードのようなもの)
③ 1ピクセル画像はユーザーに悪影響を及ぼさないか?
→ 及ぼさない。なぜなら企業側が統計情報を得るためだけだから
→ それに企業側がユーザーに悪影響を及ぼすことをするとは思えない
④ 突発的に「ir-jp.amazon~」のリンクエラーが大量発生した
→ そのまま放っておけばよし(対応不要)
→ 大量リンクエラーは1~2週間もすれば自然になくなる
まあ、元システム屋の推察では、このような結果になりました。
最終的な結論としては、URL「ir-jp.amazon~」の大量リンクエラーが発生しても、何もしなくても大丈夫です。
まとめ
自分のあるサイトで突発的に「ir-jp.amazon~」のリンク切れエラーが大量発生しました。
それを機に、この問題を疑問に思ったので、いろいろとメカニズムなどを深く掘り下げて調べてみました。
そして、いろいろなことが分かり勉強になりました。
この記事が、僕と同じ疑問を抱いた人の参考になればと思います。
●最後まで読んでいただきありがとうございました。
おしまい